1. 通常のメールでは特定の相手とのやり取りですがMLは複数の相手とのメールのやり取りになります。
  2. MLには、「癒しML」の参加メンバーのアドレスがあらかじめ登録されます。
  3. このMLのアドレス宛にメールを発信すると、登録されているアドレスに、メールが一斉に送信されるしくみになっています。一度に参加メンバー全員に、メッセージを発信できるわけです。
  4. 返信も同様に一斉に送信されます。つまり、発言であれ、コメントであれ、一回の送信でメンバー全員にメールを送ることができます。
  5. 通常のメールのように送信者の名前が参加者の全員に開示される事になります。どの様に表示されるかを確認したい場合には自分から自分宛にメールを送信してみてください。同じように表示される事になります。

    毎日毎日生活するなかで生きにくいという感覚はありませんか? この癒しMLではそんなみなさんの中にある生きづらさを言葉にしてみんなで話し合いそれぞれの心が落ち着き、明日への希望を持つことができるそんな集まりです。
    相手を傷つける発言以外なら、どんな話題でも構いません。友だちや家族には、なかなか伝えられないこともOKです。同じように感じている人も、きっとどこかにいます。自分の気持ちを表現して、仲間と通じ合うことで、新たな力がわいてくるかもしれません。
          
    癒しMLメンバーがそれぞれ支え合うことによってみんなの気持ちが少しでも楽になることを目的にしています。つまり癒しMLは生きづらい人達が集まる自助グループなのです。
    なお、研究や取材のための入会はお断りします。また、MLで話されたことは、外部に漏らさないようにお願いします。

 

    MLには、精神科医である田村毅(MLでは「大家」というニックネームを使っています)も管理者として参加しています。といっても、MLで大家がカウンセリングはしません。またカウンセラーなど心の専門家がいるわけでもありません。皆さんがお互いに助け合うことを尊重しています。また、MLへの新メンバー登録や新しい企画などはMLメンバーの有志が行っており、メンバーならば誰でもがそのような事をする事が可能です。

     

  • 日本語のメール環境のある方なら、どなたでも参加できます。
  • すべて無料です。
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  • 参加者は性別も年齢も住む場所も、まちまちです。
  • 今日あった出来事、ちょっと気になったこと、うれしかったこと、悲しかったこと、友達のこと、恋人のこと、家族のこと、職場のこと、自分のことなどなど、いろいろなメールが流れます。軽〜いタッチの話題もあれば、「生きていくのイヤになっちゃった」というようなずしん重いメールも時にあります。そのようなメールが流れると、みんなとてもびっくりしますね。そんなこと聞かされると、自分も重たい気持ちになり、MLに参加していることが辛くなってしまう場合もあります。しかし、癒しのMLのよいところは、そういう気持ちもお互いに認め、みんなで共有し、助け合うことができるのです。
  • メールの数は、活発なときだと一日に20通を超えることもあります。少ないときには、まったく流れない日もあります。今までの経験からすると、平均すると、日に5〜10通程度です。

     

メリットは・・・
              
普段、家族や友人に伝えると、怒られたり、否定されたり、相手にされないようなことでも、表現することができます。そして、同様な気持ちを持った人たちから、受け入れられます。そのような体験を通して、自分が認められたと感じることができ、人の心の温かみを体験できます。それが、気持ちをリフレッシュして、またやってみよう、と力を与えられます。
                  
デメリットは・・・
今までの経験からすると、ふたつ挙げられます。フレーミング(言い争い)と自殺予告メールです。
・「誹謗中傷は厳禁」というルールは、9割がた守られ、みなさん十分に注意して発言していただいております。しかし、自分としては傷つけるつもりはなくても、受け取る側は、傷ついてしまうこともあります。ひとりの人の発言が飛び火して、多くの人が「傷ついた」と感じてしまうことが、過去5年間に3回ほどありました。そういう時は、何人の人が、MLを去ったり、癒されるはずのMLが、逆に傷を深めてしまうこともあります。そのようなとき、サポーターと大家が積極的に介入し、いろいろ手を尽くします。しかし、インターネットというメディアの性質上、フレーミングを100%防ぐことはできないことをご理解ください。
・「自分はもうダメだ。生きていても辛いだけ。死にたい」と、自殺したい気持ちを吐露する人も時々います。「死にたい」という気持ちは、多くの人が潜在的に持っています。われわれは、希望と絶望を繰り返しながら生きています。「死んでしまいたい」というメッセージは、人を不快にさせ、落ち込ませます。自分まで死んでしまいたいという気持ちが強くなってしまうこともあります。でも、MLでは、そういうイヤな気持ちも大切にしたいと思います。友だちや家族には、そんな本音は話せません。だからこそ、癒しのMLでは、そういう話題もOKにしています。「死にたい」という気持ちには、孤独感がつきものです。その気持ちが無視されず、MLの仲間たちに受け止められると、孤独感が和らぎます。でも、究極的には、生きること、死ぬことは、その人自身の意思です。癒しのMLでは、自殺したい人を支援しようと努力しますが、完全に防止することはできません。